海外進出成功事例<室町酒造株式会社 / アメリカやシンガポールを始めとする世界28カ国>

 

海外進出成功事例として、岡山県赤磐市にある清酒メーカーの「室町酒造株式会社」様をご紹介します。

※以下、敬称略

 

室町酒造は1688年創業、岡山県の東部赤磐市で創業された従業員10名、売上高1.9億に及ぶ老舗清酒メーカーさんです。

300年以上もの歴史を持ち国内でもその品質には定評高い清酒メーカさんではありますが、 早々と国内市場の縮小に危機を覚えた5代目蔵元(代表取締役 十一代目蔵元 花房満氏)は海外進出を決断しました。

 

岡山県産の酒造好適米「雄町米」、日本の名水百選に選ばれた「雄町の冷泉」を使い、300年以上前の創業時より伝わる製法で、伝統と物語を有するおいしいお酒を製造し販路を拡大していきました。 しかし、そんな中で国内市場は縮小傾向になります。その状況の中で、室町酒造が海外への進出を決めたのが2005年、13年前に遡ります。300年も続く経営の歴史がある蔵元だからこその英断であったと言えるのではないでしょうか。

 

当時、時代は21世紀のアメリカでの日本食ブームを発端に日本食への関心が世界中で高まりを見せておりました。 雄町⽶という原料⽶に特化した酒造りと、2005年B.T.I(アメリカ/北⽶で最⼤の酒類コンテスト)にて第⼀位に輝いたことによるオファーがきっかけで、商品が持つ歴史と品質を評価する欧州やアジア圏等などの海外展開が可能になりました。そういった背景も味方につけながら蔵元が行った様々な地道な努力の結果、たった10人の従業員数でありながら、室町酒造は徐々に知名度と販売数を伸ばしていきます。

 

地域資源活用新事業展開支援事業(H21〜H25年度)の認定を受け、リキュール酒等の国内外への販路開拓を実施しイギリス・ロシアへリキュール事業を海外展開。さらに、平成23年11月には英語版HPを開設し、今ではアメリカやシンガポール、フランスを始めとする世界28カ国にまで輸出先を拡大するなど、世界からその品質を認められる存在にまで成長を遂げます。

 

蔵元は今後、日本のみならず海外に進出して日本酒やリキュールの普及を目指し、トマト、ゆずなどのリキュールの種類を拡大し、酒造業界の全体を盛り上げると高い目標を掲げて現在も邁進されているようです。

 

(参考/引用元)

・室町酒造HP: http://sakuramuromachi.co.jp/

・地酒蔵元会: http://www.kuramotokai.com/kikou/55/governor

・中小企業庁:https://www.mirasapo.jp/features/policy/vol39/file/kaigaitenkai_27.pdf

 

 

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