言うまでもなく、海外進出で成功を収めてきた巨大産業の一つ、日本の自動車産業。

 

本記事から、いくつか日本車についての成功事例についてお話していきたいと思います。

 

ホンダのリッジラインと言う車は北米では車のジャンルとしてかなりの販売台数を占める大型のピックアップトラックに分類される車です。

2005年から発売を開始しており現在は二代目モデルが発売されていますが、初代から続いて完全に北米専用車として設計されており、北米以外では外観に共通点を持つ車なども販売されていません。
販売台数的にはアメリカ国内で月4000台前後を販売しており、このジャンルのシェア上位というわけではありませんが、一定の成功を収めており、現行モデルは2017年のNorth American Truck of the Yearを受賞しています。

この車の成功はホンダブランドの北米市場での強さを北米市場のニーズにうまく合わせたところにあるといってよいでしょう。

外見はピックアップトラックですが、エンジンは北米の大ベストセラー車であるアコードと同じものを搭載しており、コクピット部分や本革シートを装備できる内装などもセダン的な上質感を持っているものと言えます。
この経緯はかつて日本国内でセダン乗用車のアコードをベースにホンダ初の7?8人乗りミニバンとして成功を収めたオデッセイの開発経緯に近いものがあるかもしれません。
ここ数年ホンダは北米中心/専用のジャンルではアコードクロスツアーという低全高で大柄なクーペスタイルを含んだSUVやアキュラ・ZDXというクーペスタイルSUVと言う車を販売しましたが、どちらも初挑戦に近いジャンルで、ZDXはリーマンショック前の高価格設計が響き、アコードクロスツアーはCR-Vの人気があまりに強すぎるためか一代限りで消滅してしまいました。
それに対し、このリッジラインは北米でかなりの販売を占めるピックアップトラックのジャンルに最後発に近い形で参入し、二代目にモデルチェンジできるほどの成功を収めています。

ホンダは北米ではセダンとSUVが圧倒的に売れているメーカーですが、激戦区のピックアップ市場にあえて打って出るということで成功を得ており、セダンやSUVが生み出した潜在的なニーズをうまくとらえられたと言えるのではないでしょうか。

 

 

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